この記事では、少しでも楽にITパスポート試験に合格したい人のための勉強法を紹介しています。ぜひITパスポート試験対策に役立ててください。この記事は、大学でIT資格試験の対策講座を担当している中村が執筆しています。
ITパスポート試験は、ノー勉や一夜漬けで合格できる?
これについては、あなたがすでにIT知識をどれくらい持っているかで変わります。もしあなたがITに関する仕事を行っている社会人なら、少し対策をすれば合格できる可能性があります。一方で、IT知識をまったく持っていない場合は、ノー勉もしくは一夜漬けで合格することは難しいです。ITパスポートの合格率は、社会人が約6割、学生が約4割といわれています。また、ITパスポート試験の真の難しさは、「試験範囲の広さ」と「覚える量の多さ」です。暗記が得意な人にとっては有利な試験ですが、暗記が苦手な人にとっては難しい試験だと思います。
効率的な勉強法
もしあなたがITに関する仕事を行っている社会人なら、教科書ではなく問題集をいきなり解くのが効率的です。問題集ではよく出題される問題を知ることができ、必要な知識を効率的に学ぶことができます。
もしあなたがまったくIT知識を持っていない場合は、まずは教科書に取り組むのが良いでしょう。ただし、教科書はざっと読むだけでかまいません。教科書をざっと読んだら、問題集に取り組みましょう。
アウトプットを重視することが資格試験合格の近道!
ITパスポート試験の勉強をしていくうえで、「教科書を読むだけ」では本番の試験に合格する力を身につけることはできません。ITパスポート試験に限らず、資格試験の対策をするうえでは「アウトプットを重視すること」が大切です。つまり、自分の知識が身に付いているかを確認するために「問題集に取り組むこと」が重要です。それによって、自分が覚えられている箇所、覚えられていない箇所を明らかにすることができます。
過去問は重要!
これもあらゆる資格試験にいえることですが、効率的に合格するための知識を身に付けるには、過去問に取り組むことが最も効果的です。特に、ITパスポート試験は同じ知識を問う問題が少し表現を変えて何度も出題されています。しかし、過去問に取り組むといっても、過去問は非常に多いため、何年分解けばよいか悩むはずです。
あなたにおすすめの問題集
手前味噌ですが、「どうも今使っている教科書や問題集が自分に合わない」と考えている人にオススメの問題集があります。それが、私が執筆したこちらの書籍です。
この問題集は、アウトプットを重視しており、教科書の内容を網羅的に覚えることができます。たとえば、以下のような問題が多数掲載されています。
例)
問題1-11 次の文章の正誤を判断しなさい。
★クロック周波数が1GHzのCPUは、1秒間に1億回の信号を発生させて処理を行う。
答え→誤
(解説)クロック周波数を表すためによく使用されるGHzは「ギガ」ヘルツと読み、1秒間に10億回の信号を発生させる。ギガ以外にもキロ、メガ、テラなどの単位があり、キロは千、メガは百万、テラは1兆のことである。
問題3-69
ファイアウォールによって可能となる、外部と内部ネットワークから隔離された領域で、外部に公開するWebサーバなどを設置するエリアのことを何というか。
答え→DMZ(非武装地帯)
(解説)内部から隔離されたDMZを作ることで、仮にDMZにあるWebサーバーやメールサーバなどが乗っ取られても、内部への侵入を防ぐことができる。
合格レベルの知識を効率的に身に付けることができ、重要な過去問も豊富に掲載しています。ITパスポート試験は学生が多く受験するので、価格もかなり抑えています。さらに、Kindle Unlimited会員なら無料で読むことができます。
この記事が、あなたの助けとなることを心から願っています。ここまで、ありがとうございました!