ITパスポート試験で『覚えられない』『難しい』という人のための効率的勉強法

ITパスポート試験に不合格だった人、または覚えられない・難しいと感じている方のために、この記事では効率的な勉強法を紹介します。ITパスポート試験対策に役立てて、次回の試験で合格を目指しましょう!この記事は、大学でIT資格試験の対策講座を担当している中村が執筆しています。

ITパスポート試験に落ちてしまう理由

まず前提として、ITパスポート試験は簡単な試験ではありません。確かに、合格率は約50%であり難関資格とまではいきません。ITパスポート試験の真の難しさは、「試験範囲の広さ」と「覚える量の多さ」です。暗記が得意な人にとっては有利な試験ですが、暗記が苦手な人にとってはかなり難しい試験だと思います。

ITパスポート試験は本当に良い試験!

そのような簡単ではないITパスポート試験ですが、私は非常に良い資格試験だと考えています。社会人として働くうえで、ITパスポート試験で学ぶことが役立つ瞬間は多いと感じています。IPアドレスなどのネットワーク知識や、コンピュータが動く仕組み、セキュリティなどについて、幅広くIT知識を学ぶことができます。したがって、ITパスポート試験をあきらめようとしている人には、頑張る価値のある試験だと伝えたいです。

暗記を楽にするには?

暗記を楽にするための王道は、「きちんと理解すること」です。たとえば、受験科目の「歴史」を暗記科目だという人は多いですが、理解をすることで暗記を楽にすることができます。江戸時代初期に実施された参勤交代(大名の力を抑える)やキリスト教の禁止(日本の秩序を守る)、禁中並公家諸法度(公家の力を抑える)は、バラバラの知識ではありません。すべて、「江戸幕府の支配を強化する」という観点から整理・理解できます。理解をすることで、長期的な記憶とすることができます。

アウトプットを重視することが資格試験合格の近道!

ITパスポート試験の勉強をしていくうえで、「教科書を読むだけ」では本番の試験に合格する力を身につけることはできません。ITパスポート試験に限らず、資格試験の対策をするうえでは「アウトプットを重視すること」が大切です。つまり、自分の知識が身に付いているかを確認するために「問題集に取り組むこと」が重要です。それによって、自分が覚えられている箇所、覚えられていない箇所を明らかにすることができます。

過去問は重要!

これもあらゆる資格試験にいえることですが、効率的に合格するための知識を身に付けるには、過去問に取り組むことが最も効果的です。特に、ITパスポート試験は同じ知識を問う問題が少し表現を変えて何度も出題されています。しかし、過去問に取り組むといっても、過去問は非常に多いため、何年分解けばよいか悩むはずです。

あなたにおすすめの問題集

手前味噌ですが、「どうも今使っている参考書が自分に合わない」と考えている人にオススメの問題集があります。それが、私が執筆したこちらの書籍です。

この問題集は、アウトプットを重視しており、教科書の内容を網羅的に覚えることができます。たとえば、以下のような問題が多数掲載されています。

例)
問題1-11 次の文章の正誤を判断しなさい。
★クロック周波数が1GHzのCPUは、1秒間に1億回の信号を発生させて処理を行う。

答え→誤
(解説)クロック周波数を表すためによく使用されるGHzは「ギガ」ヘルツと読み、1秒間に10億回の信号を発生させる。ギガ以外にもキロ、メガ、テラなどの単位があり、キロは千、メガは百万、テラは1兆のことである。

問題3-69
ファイアウォールによって可能となる、外部と内部ネットワークから隔離された領域で、外部に公開するWebサーバなどを設置するエリアのことを何というか。

答え→DMZ(非武装地帯)
(解説)内部から隔離されたDMZを作ることで、仮にDMZにあるWebサーバーやメールサーバなどが乗っ取られても、内部への侵入を防ぐことができる。

合格レベルの知識を効率的に身に付けることができ、重要な過去問も豊富に掲載しています。ITパスポート試験は学生が多く受験するので、価格もかなり抑えています。さらに、Kindle Unlimited会員なら無料で読むことができます。

この記事が、あなたの助けとなることを心から願っています。ここまで、ありがとうございました!

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