
こんにちは、データサイエンティストの中村一也です。
このたび、明日香出版社より私の新しい著書『すぐ決められる人がうまくいく』を出版させていただくことになりました。
「会議で議論は盛り上がったのに、結局何も決まらなかった」 「メールの返信を後回しにしているうちに、山のように溜まってしまった」 「慎重に検討しているつもりなのに、いつまでも不安が消えない」
皆さんは、仕事においてこのような経験はないでしょうか?
実は、これらはかつての私が毎日のように抱えていた悩みでもあります。 今回のブログでは、なぜ私がこの本を書いたの、その「理由」について少しお話しさせてください。
AI時代に残される、人間だけの「最後の仕事」
私は普段、データサイエンスやAI(人工知能)に関わる仕事をしています。その中で痛感していることがあります。
それは、「AIは選択肢を出せても、決断はできない」ということです。
生成AIの進化により、私たちは膨大な情報を一瞬で手に入れ、無数のアイデアを生成できるようになりました。しかし、選択肢が増えれば増えるほど、皮肉なことに私たちは「どれを選べばいいかわからない」という迷路に迷い込んでしまいます。
AIがどんなに賢くなっても、「責任を持って、最後にこれにする」と決めることは、人間にしかできません。 だからこそ、これからの時代において「決める力」こそが、AIに代替されない最強のスキルになると考え、本書を執筆しました。
「優柔不断」は性格ではなく、スキルの問題
「自分は優柔不断だから……」 「性格的に、パッと決められない……」
そう思っている方も多いかもしれません。かつての私も、ランチのお店一つ決めるのに口コミサイトを何十分も検索してしまうような「マキシマイザー(完璧を求める人)」でした。
しかし、理論と実践を通じてわかったことがあります。決断力は、才能や性格ではなく、後天的に身につけられる「技術(スキル)」だということです。
本書では、 心理学、行動経済学など科学的知見に基づき、「人間の特性に逆らわずに、ラクに決めるための技術」を体系的にまとめています。
「決められない」の正体を知れば、仕事は劇的に速くなる
なぜ、やりかけの仕事が頭から離れないのか?(ツァイガルニク効果)
なぜ、失敗を恐れて動けなくなるのか?(現状維持バイアス)
こうした「脳のクセ」を理解し、それに対処するフレームワークを知っているだけで、仕事のスピードは劇的に変わります。
本書では、以下のようなトピックを通じて、その具体的な方法を紹介しています。
脳のメモリを解放してパフォーマンスを上げる方法
「とりあえず」で動くことが、実は最もリスクが低い理由
Amazon創業者ジェフ・ベゾスも使う「2つのドア」という考え方
あえて「考えない時間」を作る技術
AIを「決断のパートナー」にする
これらは決して難しいことではありません。日々の小さな習慣や、思考のスイッチを少し切り替えるだけで実践できるものばかりです。
最後に
「何も決めない」ことこそが、実は最大のリスクである――。
変化の激しい現代において、完璧な正解を探し続けて立ち止まるよりも、仮決めでもいいから一歩を踏み出すことの価値は高まっています。
この本が、選択肢の多さに圧倒されそうなあなたの背中を押し、仕事や人生を「自分でコントロールできている」という自信を取り戻す一助になれば、著者としてこれ以上の喜びはありません。
『すぐ決められる人がうまくいく』、ぜひお手に取っていただければ幸いです。












